試験実施環境
軽量・⾼効率マグネット式CIGS薄膜フレキシブルソーラーパネル
セル技術:CIGS
セル幅:43.75mm
セル⻑さ:312mm
重量:3.3g/watt
変換効率:最⼤17%
出⼒最⼤:2.3W
出⼒保証:10年90% 25年80%
コントロールBOX
機器監視を行いながら、太陽光の発電量とオルタネータの発電量を計測
4Gデータ通信
効果測定の期間と車両
試験対象期間:
導入前期間2020年2⽉〜2022年8⽉迄(2021年6⽉〜2022年5⽉迄利用無し)
導入後期間2022年9⽉〜2023年3⽉3⽇
⾞両概要:⼤型冷凍冷蔵トラック
燃費⾛⾏距離等過去データは運⾏記録計で集計
ナガサキロジスティクス株式会社 様
我々運送事業者として、ウクライナ問題等による燃料高騰、電力の高騰は頭の痛い問題です。又企業としての環境対策も、今後の企業運営として無視できない事でした。
システック様より実証実験のお話をいただいた時は、トラックの屋根の一部分に取付けた太陽光発電でどれほどの燃費が良くなるのだろうか?と半信半疑の部分もありました。
「5%削減出来れば収支トントン」、のようなことも話しました。
取り付けてもうすぐ半年、結果として10%以上の燃料使用料の削減効果、その車両で毎月2,000Lの燃料を給油しているので単純計算で毎月200Lの燃料を入れなくてもよくなり、年間での試算では実に1か月半(約3,100L以上)の燃料が削減出来る見込みです。途中経過では、最大16%の燃費削減効果が出ており、正直驚きました。
途中から、太陽光発電効率が落ちる冬場となり、また車両も日中の地場運行から一部夜間運行のある長距離へと変更した為16%から10%強へと数字は低下しましたが、これから太陽光の効率が上がる時期になりますので数字は確実に伸びることが予想されます。
コストがかかる環境対策が、逆にコストを生んでくれる事となり、燃料使用料の削減効果だけでなくバッテリー上がり・交換のサイクルも伸びる事となれば、運送事業者としてありがたい事です。
ナガサキロジスティクス株式会社
代表取締役
阿部 浩明様